「不安」を解消させようとする考えが誤りである。
不安は、本当に解消するべき存在なのか?について疑問を感じてきたことについてまとめてみました。
たとえば不安を感じるのは、自分が一度も挑戦したこともないことに対して感じる恐怖心であるといえる。それを取っ払うことで、挑戦的になり快活になるといるのであろう。
でも、不安を取っ払って、態度が変わったことで受けるデメリットについて考えたことはありますか?
そういう状態に陥ることで、
- 周りを見る能力が薄れる
- おごりがすぎる
という状態になってしまう。
逆に不安を抱えている人は、
- 周りを見る能力が高い
- 次の行動をちゃんと考えられる
ということが多い。
だから挑戦的になった人よりも
仕事も発言も連絡も正確である。
でも本当に不安を抱えている人は、不安を解消したいと思ってばかりである。
『不安』とは逆の心理状態というのは、『不満』であるといえる。
『不安』というのは、今の状況を打破するための向上心の表れである。『不満』は、今の状況を変えたいのに変えられないもどかしさからでるのです。
だから、不安を抱える状況の自分というのは、自分自身の思考や行動を変えようと頑張っている最中なのである。
そんな一大事が怖くないわけがないのである。
BLEACHの東仙要(とうせんかなめ)の名言でも紹介しようと思う。
東仙要は、副隊長の檜佐木修兵を弟子として育て、戦士としての師匠として敬愛されている。
檜佐木に戦いが怖いと訴えられた際には、恐怖は戦士に必要なものだと説き、
「自分の握る剣に怯えぬ者に剣を握る資格は無い」と教えた。
この言葉は、不安を抱える人に前を踏み出す一歩として刻むべきであると思っている。