大学に何の意味があるのか
浅羽通明の「大学で何を学ぶか」を読み終えた。
3月に入り就活解禁したことで「大学で何を学ぶか」を踏まえて
「大学に何の意味があるのか」についての考察をお伝えしたい。
就活で大事になることは
いかに自分を商品として売り込めるか
就活生の必須アイテム?の面逹にも
「自己紹介」と「志望動機」をいうことの重要性が書かれているように
需要にこたえてくれるものを自分で探して選んでいく覚悟が重要。
大学の重要性について述べると
- 筋道を立てる能力
- お互いを磨きあうことのできる集団に属している
- 人脈の増やし方
が挙げられるだろう。
まとめて
大学っていうのは得るものもあるけど
もちろん「現在の大学が構造的に抱える欠陥」があることにも目を向けないといけない。
というのも大学で教えられている学問・思想は
必ずしも大学のような施設を必要としないのである。
本当に動く学生っていうのは
大学のカリキュラムなどに縛られずに
自分の「したいこと」(=需要)にこたえてくれるものを自分で選んでいく姿勢を持っているんだっての。
そういうことをしてると
本当に自分がしたいことが見つかっていくことにつながっていくんだよね。
つまり
「いままで何をしてきたか」「これから何をしたいのか」
この2つの問を自ら投げ続けることで
⇒自分自身を把握することで世の中の自分の需要を考える
⇒世の中の需要から自分がしたいことを知る
そうした過程を経て理解した己の欲望ってのは
「自分がなにをやりたいか」に必ずしも一致するとは限らないけれど。
大学っていうのは
感覚的であれ知的であれ
世の中をトータル的につかもうと努力をする期間であると考えられる。
「世間」を自由に見聞して、
1年以上の知識と経験を得る唯一のモラトリアムであるといえるからだ。
今現在となっては
テレビ・SNS・本といった目と耳を通して自然と情報(=教養)が伝わるのに
それを大学で得ようとする人というのは
いらぬ背伸びをして難解な「教養」へ興味を抱いてんじゃないの?
そんな大学生ってのは
今日の大学の形骸化にも関わらず
大学を後世ありがたがって
つまらなさに耐えたっていう「義務を果たした満足感」を持つんじゃないかね。
それでも「大学で何を学ぼう」なーんて真剣に考えるマジメな人(←わたし)は
「『現代』の意味を見つけたい」のかもしれない。
現代の特徴としては
①「いま」が供給されている
②いつでもどこでもなんでもみんな一緒
っていう感じで今に流されやすいから
自分を見つめなおすのが難しいんだろうね。
この本、難しいことだらけだけど読んでよかったって思うことに
今のところ自分がしたいことのために
「大学が必要なのか」をめちゃくちゃ考えさせられた。
いやね。自分がしたいことのために自分もっと大学以外で勉強したいことあるし。
「それが大学と関連性があるのか?」って考えたんよね。
大学っていうバックグラウンドが大事な理由もわからんでもない。
「自分」っていうのを売り込んで
自分一人の能力で頑張る奴に対して
世間は評価はしないって思うのよ。
世の中まだまだ学歴社会が色濃く残ってるのも
就活で絶対に東大生が有利な理由と同じなんやけど。
企業が学歴から判断して採用すると
「大学は企業から」「企業は大学から」
見返りを求めることができるからね~
でも自分は就活とかする気ないし
大学の授業が暇すぎて死にそう
「2年浪人してなんでこんなくだらねぇことしてんの!!!!
ばっかじゃねーの」
っていう感じになって休学を決意した。