夢中になる少女漫画には「胸キュン」以上の面白さがある
少女漫画ってひとたび読みだすと展開が気になってしまうもの。
ここで少女漫画の中毒症状が起きる要因について考えてみることとした。
少女漫画が夢中になる要素として
結論もしくは展開が「予想の範囲内」であるからだと思う。
「胸キュン」だけじゃない面白さがあるんだよ。
というのも話の流れとして、
2つしかない。
①くっつく二人が明確
②ヒロインが複数の男性の意中の的となる
っていう分かりやすさなんだと思う。
「①くっつく二人が明確」っていうのは、
この手の少女漫画で
くっつくまでの展開が面白い。
自分が思うに
キャラ設定が凝っている傾向が強い。
ってのもヒロインたちカップル以外にも
周りのキャラ設定もしっかりされてて
話がヒロイン以外にまで飛びがち
②は、「当て馬」が存在するんだよね。
たいがい当て馬は
読者が「なんてイイオトコなんやねん♡」
って思わせられるような人だね。
「3D彼女 リアルガール」とかは典型的だと思うな。
ダサいオタク筒井と3次元に生きる絶世美少女を中心とした話。
オタクっていう卑屈な性格の筒井が
3次元の彼女の色葉にまっすぐに向き合う姿勢が本当に面白い。
途中、色葉にはイケメン高梨が近づいてきたり
鈍感筒井をオタク美少女の綾戸さんに好意を寄せられたり
「当て馬」も嫌にならないキャラであるね。
普通に生活しているだけでは気づかない些細なことに
どこか気づかせてくれる話だって思えます。
たとえばこれを読んでて
「好きなものは『好きだ』って言うのに
人目なんて気にしなちゃだめだな」って学んだんだかね。
私がこの漫画と出会ったとき
自分が「したい!」って思ったときに親に反対されてた時期だったんだよね。
「好きなことをやりたいだけなのに」
そう思ったときに
「自分の好きなものは好きなんだから
嘘は付けない」
少女漫画ってのは、
大筋の未来がカンタンに予測できる。
でもその未来までに
「どうやって」っていう過程が大切なんです。
リアルは、ほぼ確実な未来の結果は存在しないし。
過程を楽しむ余裕なんてないけど。
少女漫画は、客観的な視点を持てる以上に
現実で学ぶことよりも簡単にまとめられている。