芸術は娯楽なのだろうか否か
芸術の部類には絵、書、音楽とかがあるが。
娯楽か否かの判断が難しい。
というのも楽しむ人によっては
娯楽と化すのであるから。
最近の本屋では思考力などの書籍の他に美術関連の本が並んでいる。
理論と直感、相反する関係だけど。
両方とも本質的なところが通じ合っている。
物事を見て、本質を掴み、それを理解して、表現をする。
この能力が今、必要とされているのだと思っている。
それでも思考よりも芸術の方が本質を掴むのは高度だと思っている。
自分は絵の素養がないから美術館に行っても全然楽しめない。
何が上手で下手くそなのかも
ピカソの絵をみていたら特に分からなくなってくる。
逆に自分は書を2年半習って
書の歴史、書き方や書の披露について学んだ経験があるから。
美術館に行ってもメイン展示のオマケで観覧できる書展にしか興味がない。
やはり書が面白いって思うのは
字は人の心を素直に表せるから。
高校の書道の先生に初めて字を見てもらったとき
「かほちゃんって人に気を遣いすぎて自己嫌悪になっちゃうのね。もっと寛容になってもいいのよ。」
って言われて。
されど書かもしれないが
そこから読み取れる本質は奥深い。
本質を掴むには
自分でその芸術の歴史の理解、自分で実践してこそ身につくものだといえる。
だから書籍で芸術の歴史について学ぶだけでは
芸術はただの娯楽としかならない。